最悪だ。イケメン上司のサイモンにコーヒーをかけたかと思えば、次の瞬間には自分が制御できない秘密の力を持っていると気づく。私の世界はこぼれたコーヒーと複雑な感情が混ざり、魅力的な二人の男性の間で私は揺れている。危険な香りのする謎めいた上司のサイモンは、私に魔法を制御する術を教えてくれる吸血鬼。そしてもう一人は、優しくて誠実な親友のマイケル。しかし、彼はサイモンの全てを破壊することを望む退治人だという秘密を隠しており、二人とも私を求めている。私の魔法が強くなるにつれ、私達の間に燃える炎もまた強くなる。私の最も暗い秘密を二人とも知っているのに、どうやって選べというの?